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「そんなんじゃないさ、それより、ブルーねえさん」
「えぇ、そうね……」
タマムシ方面を見つめ、素早く、その場を三人があとにした
のち、そこへは、アステルとは、似ても似つかない、小さな子供と執事が現れて言う
「あ~ぁ、アステルったら、派手にやってぇ、あれじゃ、怒られちゃうよ」
タマムシからあがる煙を見ながら、その少年は、しゃべる
「カナリア様、いつまでも、ここにいらっしゃるとお風邪を召されますよ?」
執事は、下から、カナリアと呼ばれた少年に呼び掛ける
「はいはい、わかってるよ~」
カナリアは、ヒラリと宙に舞、ふわっと着地する
「さ、行こっか、ソーレ!」
「はい、かしこまりました」
カナリアに続いて、執事があとを追う
ついでに言っておきますと、少年の服装は、薄みがかった綺麗な金髪に、蒼い目、格好は、完全に上流階級のものである
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