†第三被害者―行動開始―†

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さっきから、立ったり座ったり、リングマのようにうろついたりと、イエローは、せわしなく動く 流石のレッドも、イエローの落ち着きのなさに見兼ねて 「イエロー、少し落ち着いて座ってくれるか?」 イエローに座るように促す 「あ、はい!!すみません!!」 あわあわしながら、レッドのすぐ隣に座る こういうところは、以外とちゃっかりしていた 「大丈夫だよ、イエロー、心配な気持ちもわかるけどさ、信じて待とうよ?」 そう、優しいというか、なんというか、甘い笑みを浮かべて、イエローの頭をなでながら言うものだから イエローの体温は、一気に上昇し、顔から火が吹くとは、まさに今のイエローのことだ そのイエローを見て、レッドは、頭の上にクエスチョンマークをいくつも並べていた やがて、応急処置が終わったのか、先ほどの女医さんが出てくる この女医さんの容姿は、一見すると紫式部。美しき日本女性というやつだろう 「はぁーぁ、とりあえず応急処置は、したわよ!」 その女医さんは、肩を大きく回しながら、フレームがない眼鏡を鼻まで下げた状態で出てきた 「ありがとうございました!エリカは?」 レッドが飛び跳ねながら立ち上がる 横にいるイエローは、レッドに続いて素早く立ち上がる 「うん、そうね、うちみたいな、ちっさい病院じゃあ、ここまでが限界、明日、ヤマブキに移動する必要があるわね」 鼻までずり下がった眼鏡を上げながら、女医さんが説明する 「そうですか……」 落胆の色をみせるレッドを見ながら女医さんは、こんなこともいう 「なーんか、ひっかかるのよねぇ………」 うーんと、何かを考えながら、髪の毛をくるくるといじる 考えているときの彼女の癖だ 「気になるって?」 イエローがその言葉を不思議に思い問う 「いや、よくわかんないけど、気になるのよ………ふぁ~あ、あらいけない、失礼。もうこんな時間ね……」 欠伸をした彼女が腕時計を見たとき、すでに夜中の0時をすぎていた 「あなた達も、早めに寝なさい、私ももう帰るわ」 もう一度欠伸をし、宿直の看護師に鍵をわたしながら、何かあったらよんでね、といい、病院をわたしながら、あとにした レッドとイエローは、とりあえず、病院を出、近くのポケモンセンターへ行き、作戦会議をすることにした
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