†第三被害者―行動開始―†

14/17

310人が本棚に入れています
本棚に追加
/328ページ
「はぁー、迷いましたね、完全に」 プラチナご一行様は、未だ、セキチクあたりをうろついていた 「本当だねー」 「まいったな」 知らない土地に慣れないためか、どこを見渡しても、何もわからない とくに、セキチク周辺は、森が多く、迷いやすい なんでも、サファリパークがあるからとかなんとか… とにかく迷惑な話である 「お困りのようですわね、庶民の方々」 すると突然、木のうえから、少女の声がした 「ま、一人は、別だけどね!」 ふわっと着地すると、スカートの裾を持ち上げ、少女は、一礼する 「ごきげんうるわしゅう、プラチナお姉様」 プラチナに向かい、全力の笑みをみせる少女の容姿は、とにかく幼いということだ、10歳いってるかいってないかという感じである ふわふわのピンクのドレスを着て、手には扇が握られている、髪は、長くウェーブし、リボンのようなもので止めていて、目は、宝石のような煌めきがある金色をしていた 「あなたは、何者ですか?私は、あなたに会った覚えは、ありません」 「あら、申し訳ございません、お姉様、ステラ、あれを持ってきなさい」 「はい、かしこまりました!ヤヨイ様」 突然現れた、メイド服の女性は、エプロンのポッケから何かを取出し、少女に渡し、消えた
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

310人が本棚に入れています
本棚に追加