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―キキョウシティ一角
「今日は、いい天気だ!見回りさえなけりゃ、ポケモンの特訓日和なんだけどなぁ………残念…」
警官の服装をし、キキョウシティ内を巡回する巡査、彼は、この町でジムリーダーも勤めるリーダーハヤトである
“ポケモン誘拐事件”を追うため、休日にも関わらず巡回に駆り出されている
「全く、酷い奴もいるもんだな…ん?あれはもしや」
遠くからみえる見慣れた陰をみつけ、彼は、手を振る
「おーい、ゴールドく~ん!」
くちの近くに手を置き、陰の主、そう、ゴールドに手を振る
「お、ハヤト!よかった、丁度あんたを探してたんだ!!探す手間が省けたぜ」
「僕を?探してた??」
「あ、いや、ほらさ、あったじゃん?“ポケモン誘拐事件”そいつのことを聞きにきたんだ」
「“ポケモン誘拐事件”?まさか、あの?オーキド博士からの命かい?」
図鑑所有者が動き出した
つまり、オーキドが関わっている可能性がある
今までがそうだったため、また今回もだろうと思ってそう尋ねただが、彼の答えは、こうだ
「いや、今回は、俺の単独行動さ、なんか気になってな」
「そうだったのか」
てっきり、“命”で動いてるものだと思っていたから、僕はびっくりした
「ま、やっぱ、俺の勘ってやつかね?ビビビッ!ときてさ!!………ってそうじゃねぇ、おまえに聞きたいことがあって、今日は、ここ来たんだよ!!」
「聞きたいこと?」
「あぁ、“ポケモン誘拐事件”の真相について聞きたいんだ」
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