†第三被害者―行動開始―†

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―タマムシシティポケモンセンター 「………う…ん」 肩に違和感を感じ、レッドは、起床する すると、肩の違和感は、レッドの肩にもたれかかったイエローだった しかし、やはり、そこはレッド、特に気にする様子もなく、ぼーっと空を眺める 「ぅん………」 しばらくして、イエローが目を擦りながら起床する 「ふぁ、あれ?レッドさ……ん?」 「お、起きたかイエロー!」 「ん、はい………!!」 イエローは、眠気が覚めて正気になった瞬間、あることに気付く 自分は、レッドの肩にもたれて寝ていたのである 「す、すすすみません、レッドさん!!ボク……」 おろおろしながら、イエローは、顔を真っ赤にしてあわてる 「…………何が?」 レッドは、なんのことだか、これっぽっちもわかっていなかった 「いや、だから、レッドさんに…………寄りかかって…寝ちゃっ……たことです…」 イエローの言葉は、ゴニョゴニョとだんだん小さくなりながら、言う 「なんだ、そんなこと!別に、かわいかったからいんじゃない?」 こういうことまで、さらっと言ってしまうもんだから、この人は、ある意味ゴールド以上の問題児である イエローは、期待通りの反応で、真っ赤になったまま、固まっていた 「さ、昨日、作戦途中で寝ちゃったからさ、また、エリカと、ゴールドの様子をみて、作戦会議しよ!」 「あ、はい!」 イエローの化石化は、レッドの現実的な発言によって解かれた (そうだ、今は、事件の捜査中だった、いけないいけない……) 自分のことを、なんて不謹慎なんだろうと思いながらも、心は、弾んだまま、イエローは、レッドと一緒にポケモンセンターを後にした
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