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「えぇぇぇ、また事件ですか!?」
イエローのあまりの驚きように、レッドは、少し身動ぎをする
「どうしたんだ?」
「あ、いえ、すみません、また事件出そうです、しかも、セキチクとミナモで…」
「な、それは、本当か?」
「はい………え?あ、ごめんなさい、ブルーさん、で、次の作戦って?」
電話の相手は、ブルー
何やら新たに作戦を思いついたようだが、あまり良い予感は、しない
「えぇ!?ボク達がですか!?」
素っ頓狂な声をあげながら、イエローは、レッドの方をポカンと見つめた
するとイエローは、声を潜めて
「む、無理ですよ、だいたいなんで、ボクが、貴族なんか………レッドさんが執事ってなんで、そうなるんですか?」
『ほほ、ま、いいからいいから、頼んだわよ』
「え、ちょ、ブルーさん!!」
ツーツーと通話切れの音だけが響き、一時の沈黙が生まれる
「聞いたとおりです、なぜか、ボクがお嬢様になって、レッドさんが執事っていう設定に………」
「はい?もうわけわかんないな……」
しどろもどろになって、ヤマブキを歩くとある店を見つける
二人は、見つめあったのちに
仕方ないか、とその店に入った
そして、表紙の絵のような、微妙な関係になったのである
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