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しばらくして、妙な格好のまま、二人は、ヤマブキ総合病院に行き、エリカを見舞ったあと、ゴールドの病室へと急いだ
「ゴールドさん!!」
叫んだのは、イエロー
横にいたクリスは、イエローがきたことより、二人の服装が気になった
「あの?その格好は?」
「い、いまは、気にしないでください!それより、ゴールドさんは?」
「はい、もう、四日目になるのに、全然目が覚めなくて、お医者さまも、かなりヤバイっておっしゃってました」
瞳に涙を溜めながら、クリスは、言う
「そうですか……」
「心配だな」
三人は、ゴールドを見つめ、ため息をもらす
そこへ入ってきたのは、ミュウ、あれから、ずっとここにいるらしい
「ありゃありゃ、クリスっち、お友達?」
「うん、同じ図鑑所有者だよ」
「そっか、僕は、“ミュウ”よろしくね!!」
「ん、よろしく」
「よろしくお願いします」
二人は、すでにシェイミに会っているため、なにも驚かず、ただ、握手を交わしただけだった
「驚かないんですか?二人とも」
クリスが問う
「うん、オレらシェイミに会ってるからさ」
「だいたい予想が付きます」
「さすがだね!」
ミュウが言う、ミュウは、いつものように、ゴールドの近くへ行き
じーとゴールドを見つめていた
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