†第一被害者―序章―†

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真相?どういう意味だ? 「真相?って?」 「だからさ、あの誘拐事件、本当に“金”だけの目的かってことだよ」 「え?あぁ…………それは」 僕は、声を潜めて 「いいかい?ここからは、内緒の話なんだけど」 ゴールドくんの耳元に口をてで覆い隠しながら小声で話す 「実は、あのマリル、あの屋敷のご主人が一番可愛がってたらしくて、ご主人相当キレてらして、今、犯人といろんな交渉中らしいんだ、僕みたいな下っぱじゃ、今有る情報は、これだけだよ」 「そうか……」 ゴールドくんは、言ったきり黙ってしまい、うーんと唸ったまま、顔を伏せていた かと、思ったら、いきなり顔をあげた 「そっか、わかったぜ!そーと決まったら、はやく、カントー行かねーと!」 「な、ななななにがわかったんだい?ゴールドくん?」 「犯人の目的及び、今から、カントーとジョウト、いや、ホウエン、シンオウ全ての地方を脅かす陰、ファントムが迫ってることさ!」 「は?地方全体を?っておーい、ゴールドくん!ねぇ!………行っちゃった…」 ゴールドは、ハヤトの話など無視し、母にポケギアで電話しながら、スケボーに乗りずっと先へと、進んでしまっていた
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