†第四被害者―記憶喪失―†

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一方、その不思議な貴族はというと…… 「何故、ポケモン達をさらう必要があるか、まったくわからん」 「そうですね、お嬢様」 本当に大したものだと言える、この二人の演技 こんなにも二人の演技力が並外れているとは、多分 図鑑所有者の誰もが知らないことである (レッドさーん、ボクやっぱやですよ~) (そんなこと言わないで、少しの我慢だからさ) (わかってますけど) 二人は、ひそひそと喋りながら、ヤマブキシティジムへと歩き 時々、あのような演技をしていた (とりあえず、今のイエローは、上流階級の英国風貴族、それらしくしてくれれば大丈夫だよ) (そうでしょうか……) レッドは、イエローにウインクをすると、また、執事モードへと戻った
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