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―シンオウ・キッサキ
雪にまみれた道を踏みしめ、一人の刑事が、ポケモンセンターへとたどり着く
「はー、本当に雪が深いな」
少々もたつきながら、コトブキから、やってきた刑事の名は、カンダイ
なかなかハンサムの刑事だが、ときたま、よくわからない行動にでることが多い
そして、何故、ここへ、捜査一課の刑事がいるかと言うと、もちろん、あの事件、ただし今回は、殺人も起きている
この町の山荘で、人が殺され、ポケモンがいなくなるという事件である
地元の人々は、こう呼ぶ
“雪女の呪い”
もちろん、刑事は、呪いで片付けるわけには、いかないので、現場にやってきた、というわけである
「まーた、雪女の呪いたぁ、よく名付けたもんよ」
死体は、氷ついており、手持ちポケモンがボール残して全員消えている
これは、呪いとよんでも、確かにおかしくない話だ
「ん~、こりゃでも、氷タイプによる攻撃だな~」
まじまじと死体を見つめ言う
被害者の男性は、中年男性で、いわゆる、メタボ気味の体形、恐らく、吹雪になり、ここへ潜りこんだ時に殺されたらしい
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