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―ミナモシティ
「ついたついた」
ルビーは、トロピウスの背から降り、背伸びをする
サファイアは、トロロ、ありがとうと言いながら、トロピウスをしまう
さて、二人が見たものは、半壊になった民宿と、二人の少年少女である
「こんにちは、お待ちしてましたよ、二人共」
「おー、マジで来たアル!!」
サファイアとルビーに話しかけたのは、あのレックウザとセレビィである
しかし、そんなことをしらない二人は、二人を警戒し、腰のモンスターボールに手をかける
「あらあら、そんなに、警戒をしないでくださいな、私達は、あなた方の戦うべき相手では、ありません」
「ようなれば味方アル」
その言葉に、少しは落ち着いたのか、戦闘体勢をとき、二人の話にルビーが問う
「じゃあ、何者だ?」
「私が、“セレビィ”」
「僕が、“レックウザ”アル」
「ふざけないでちゃんと、答えるったい」
今度は、サファイアが、二人にいきり立つ
「あら、私達は、ふざけてなんかありませんよ、ポケモンの魂が入った人間です、言うなれば擬人化……とでも呼びましょうか」
たんたんと、説明するセレビィに疑いの眼差しをぶつけながらこう言う
「目的は?」
ルビーが問う
「目的は、事件解決。僕らにとっても、奴らは、邪魔アル、仲間をつれて何処かへ行ってしまったアルよ」
「レックウザ、そこは、秘密だったでしょう!」
「そうだったけ?ついうっかり」
「全く」
その二人のやり取りをみ、ルビーとサファイアは、次第に警戒心をとき、二人の話を聞くことにした
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