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「ブルーねぇさん!!」
シルバーは、気絶した、ブルーを見て正気に戻る
ブルーに駆け寄ると、ブルーを何処か安全な方に移動し、腰のモンスターボールに手をかける
「おい、お前は、何者だ」
シルバーが問うたのは、もちろん少年ではなく
執事の方
「おや、さっき坊っちゃんが申されたでしょう?“闇貴族”と……」
クスクスと可笑しそうに笑いながら
静かにシルバーへと向き直り、その執事は不気味な笑みを浮かべる
「クスクス、そちらのお嬢さん、確か、ブルーさんでしたね、そして、あなた、シルバーくんでしょうか?」
執事は、最初にブルー、シルバーと舐めるように指差す
「なぜ、なぜ、俺達を知っている……」
キッと目を光らせ、相手を見つめる
ポケモンの技なら
こわいかお
だが、執事は、笑うばかり質問に答えようとしない
「答えろ!!」
「わかるに決まってますよ、だって、あの時……」
シルバーは、オーダイルを出し、敵の懐に飛び付きながら、指示を出す
しかし、執事は、あるもので、オーダイルの攻撃を受け流す、次の攻撃に切り替えた
まぁ、次の言葉がなかったらの話だが
「君たちを“運んだ”んですから」
「なんだと………」
「あれ?聞こえませんでしたか?しかし、残念、チャンスは一回です」
これで、想像がついた、ブルーねぇさんが言っていた、シェイミ、なぜ擬人化して、出てくる必要があったのか
なぜ、事件解決をしにやってきたか
答えは、一つ
仲間が暗幕だからだ
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