†第四被害者―記憶喪失―†

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「ブルーねぇさん!!」 シルバーは、気絶した、ブルーを見て正気に戻る ブルーに駆け寄ると、ブルーを何処か安全な方に移動し、腰のモンスターボールに手をかける 「おい、お前は、何者だ」 シルバーが問うたのは、もちろん少年ではなく 執事の方 「おや、さっき坊っちゃんが申されたでしょう?“闇貴族”と……」 クスクスと可笑しそうに笑いながら 静かにシルバーへと向き直り、その執事は不気味な笑みを浮かべる 「クスクス、そちらのお嬢さん、確か、ブルーさんでしたね、そして、あなた、シルバーくんでしょうか?」 執事は、最初にブルー、シルバーと舐めるように指差す 「なぜ、なぜ、俺達を知っている……」 キッと目を光らせ、相手を見つめる ポケモンの技なら こわいかお だが、執事は、笑うばかり質問に答えようとしない 「答えろ!!」 「わかるに決まってますよ、だって、あの時……」 シルバーは、オーダイルを出し、敵の懐に飛び付きながら、指示を出す しかし、執事は、あるもので、オーダイルの攻撃を受け流す、次の攻撃に切り替えた まぁ、次の言葉がなかったらの話だが 「君たちを“運んだ”んですから」 「なんだと………」 「あれ?聞こえませんでしたか?しかし、残念、チャンスは一回です」 これで、想像がついた、ブルーねぇさんが言っていた、シェイミ、なぜ擬人化して、出てくる必要があったのか なぜ、事件解決をしにやってきたか 答えは、一つ 仲間が暗幕だからだ
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