†第四被害者―記憶喪失―†

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―ヤマブキシティ、元シルフカンパニー前 二組の少年と少女が出会った 一組は、二人 もう一組は、三人 「あなた方は、もしかして、イエローさんと、レッドさんでは、ありませんか?」 「え、君たちは?」 「私達は、シンオウの図鑑所有者、プラチナ」 「オイラは、ダイヤモンド、ダイヤですー!!」 「俺は、パールです、よろしくお願いします」 三人は、自分の図鑑を取出しながら、二人に説明する レッドとイエローは、こえを潜めて (確かに、その通りだけど、今は、イエローがマーガレット、俺が、オスカーだと思ってて) (オスカーって、ベルサイユですよ……) イエローは、何度も、同じことに注意する (まぁまぁ、いいからいいから!) イエローは、あまりのレッドのお気楽さに反論も出来ずに、ため息をついていた 一方、プラチナの方はというと 「まぁ、素敵、では、オスカーさん、一つ聞いてもいいでしょうか?」 「はい?」 「この町は、ロボット研究でもなさってるんですか?」 プラチナの指差す先には、シルフカンパニー(今は違うが)より数倍も大きな、ロボットが、ズーンと音を立てて近付いてくる 「いや、そんな覚えは、ないなぁ~」 ロボットを見ながら、様子を伺う 刹那の出来事であった
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