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暗がりの中、不穏な城に連れてこられた、イエローとプラチナは、王室へと通された
「王様、お望みのものを…」
ヤヨイは、王に跪き
イエローとプラチナは、
王を睨み付ける
「やぁ、おかえり、ヤヨ
君はいい子だね、後で褒美をあげよう。そして、はじめまして、イエロー、プラチナ、君たちに逢いたかったんだ…」
王は、不敵の笑みを浮かべ二人を見下ろす
「一体、ボク達になんの用なんですか!」
「いい質問だ、イエロー、君たちは、僕の新しい計画への前進に必要なんだ」
「なぜ私達でなければならなかったのでしょうか?」
「それはね、プラチナ」
ギシッと玉座を音をたてながら、立ち上がり
王は、二人の目の前にたつ
「“君たちのような”女の子は、これからの惨劇の素晴らしいヒロインになるからさ」
「ボク達のような?」
「あぁ、君たちならすぐに理解出来るはずさ」
そう言い残すと王は、玉座に戻り
まるでゲームでもしているかのような
楽しそうな笑み………
僅か18ほどの少年の王様は、お望みのお姫様を手に入れご満悦
ヤヨイは、この瞬間ほど、気に入らない瞬間は、なかった
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