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「え、えええええ!!」
エメラルドは、驚愕し
声を上げたため、狭い地下道には、エメラルドの声が響き渡る
「なんやなんや、急に叫びよって!」
「失礼ですよ、ミュウツー、ごめんなさい、エメラルドさん、この人、戦闘以外では、こんな感じで…」
「いや、いいけどさ、で、その伝説のポケモンさんたちが、俺になんの用?」
「はい、話すと少し長くなるのですが……」
ジラーチは、ゆっくりと、ただ簡潔にことの経緯を、エメラルドに話す
隣にいるミュウツーは、よく見ればほんのりピンクの混じる髪の毛
その髪の毛を地下道にほんの僅かに通る風に揺らしながら首を傾げて聞いている
「私達は、ただ、仲間に悪事をして欲しくは、ありません」
「君たちは、みんなを止めたいってこと?」
「はい」
ミュウツーは、険しい表情になり、ジラーチの前に出ると
口調が変わる
先ほどまでのおちゃらけた姿は、もうない
「もう、我を偽る必要は、ないのだな…」
「えぇ、ミュウツー、エメラルドさんには、“心を偽る”必要は、ありません」
ニコッとジラーチは、ミュウツーに笑うと、ミュウツーは、エメラルドの前に行き
ピンクの瞳でエメラルドを見下ろす
「わが名、ミュウツー」
「我は此処に在り………だ」
エメラルドは、急激なミュウツーの変化を不思議に思った
ミュウツーの本当の姿が今の姿だった
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