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一方、送り火山……
「なんだ?これは………」
壁に書かれたある文字を見ながら、ルビーが問う
「漢字だけで書いてあるったい…」
サファイアには、完全にちんぷんかんぷんであるようなこの文字は、漢文というやつだろう
「“日出る処より、現るる獣操られし黄色き戦士、世界守りたり”と書いてあります」
セレビィが二人に対していう
「黄色き戦士………確か、あんた達の仲間にイエローっていうやつがいたな」
口を開くのは、カガリ
何気ない一言だが、ルビーとサファイアには、かなりの衝撃言葉だった
「じゃあ、この言葉は、イエローさんのことば、言うとると!?」
「いや、そう決まったわけではないが」
いきりたつサファイアを宥めるようにカガリが話す
「まだ、何もわからないんだ、事件に関して……民宿に人は、いなかった、詳しい事件事情が把握できないなにが起こるかも……」
「予測ばできなかと?」
「あぁ、僕は、エスパーじゃないからね……」
ルビーとサファイアは、その文字に夢中になっていたため、背後への集中をしていなかった
背後に危機が迫っているというのにも関わらず
その怪しい影にいち早く気づいたのは、セレビィ
セレビィは、影をそとに誘き寄せるつもりである
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