†第五被害者―人形の舞―†

16/31
前へ
/328ページ
次へ
一方、送り火山…… 「なんだ?これは………」 壁に書かれたある文字を見ながら、ルビーが問う 「漢字だけで書いてあるったい…」 サファイアには、完全にちんぷんかんぷんであるようなこの文字は、漢文というやつだろう 「“日出る処より、現るる獣操られし黄色き戦士、世界守りたり”と書いてあります」 セレビィが二人に対していう 「黄色き戦士………確か、あんた達の仲間にイエローっていうやつがいたな」 口を開くのは、カガリ 何気ない一言だが、ルビーとサファイアには、かなりの衝撃言葉だった 「じゃあ、この言葉は、イエローさんのことば、言うとると!?」 「いや、そう決まったわけではないが」 いきりたつサファイアを宥めるようにカガリが話す 「まだ、何もわからないんだ、事件に関して……民宿に人は、いなかった、詳しい事件事情が把握できないなにが起こるかも……」 「予測ばできなかと?」 「あぁ、僕は、エスパーじゃないからね……」 ルビーとサファイアは、その文字に夢中になっていたため、背後への集中をしていなかった 背後に危機が迫っているというのにも関わらず その怪しい影にいち早く気づいたのは、セレビィ セレビィは、影をそとに誘き寄せるつもりである
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

310人が本棚に入れています
本棚に追加