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「しょうがないな、お望みなら、君達にも“会って”貰おうじゃないのかな…」
姿を現したのは、真っ青の髪と真っ青な瞳の少年
しかし、ルビーとサファイアが驚いたのは、少年の方では、ない、少年が連れていた人物
黄色い髪にポニーテール……そう、それは
「い、イエローさん!?なして此処におると?しかも敵と……」
口を開いたのはサファイア
「敵?愚問だなぁ~、イエローっちは、僕らの仲間だよぉ~ぅ、ねぇ、すいしょう」
「そうですね、スワロ様、イエロー様は、よく私達をご理解になる、何せ、私達の言葉が読める」
青髪の少年に呼ばれた、男性が、水っぽい声で話しだす
「嘘だ、そんなこと……」
ルビーが話す
ルビーには、見えていた、立ち尽くすイエローに意志も感情も何もない、まさに“ただの人形”のような…
「さ、イエローっち、舞うんだ、華麗にさ!」
イエローが、動き、腰のモンスターボールに手をかけてラッタを繰り出す
ルビーには、わかっていた、あの瞳は、操られている
言うなれば催眠術だ
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