†第二被害者―脅え―†

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―コガネシティ駅前 「よーし、行くぜカントー!俺、これ乗るの初めてなんスよねー」 リニアの駅前にきて、ウキウキと体を弾ませながら、ゴールドはリニアの駅構内へと入っていく 「ひゃー、はやくこないかな!」 そう言っているうちに、駅構内にリニアが収まり扉が開く なんのためらいもなく、ゴールドは、リニアへと乗り込む 「よっしゃ、初めてのリニアー♪」 フンフンと歌まで歌いながら、乗っていたが、しかし 事件は、ここで起こった 「もし、そこの少年?」 「あ?俺か?」 「はい、そうでございます」 いかにも、セバスチャンって感じの執事っぽい人が話しかけてきた その後ろには、17、8くらいだろうか 蒼い目に白髪の少年 かなり、いいとこの、お坊ちゃんだろうとゴールドは、すぐ察した 「相席よろしいでしょうか?」 「おい、サマータ、なぜ相席なんだ」 「申し訳ありません、アステル様、今日は、急だったため、席が取れず」 「あぁ、もういい、よろしくたのむ、ええと……」 そのアステルと呼ばれた少年は、ゴールドに手を差し出す 「あぁ、俺は、ゴールドってんだよろしくな!」 俺は、アステルの手を握り、握手をした 「あぁ、よろしくな、ゴールド」 「では、失礼させていただきます、ゴールド様」
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