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この前のレッドの言葉を思い出すルビー
つい、一ヶ月前
フロンティアのバトルが終わり、皆でホウエンに戻る船でのこと
「レッドさん、本当にイエローさんのことなんとも思ってないんですか?」
「なんともって……だから、本当にただの仲間だって……そ、それより、ルビーは、どうなんだ、ルビーは」
慌てたように話題を変えようとするレッドの頬がほんのり赤く染まっていたことをルビーは見逃さなかった
「全く、話逸らさないでください、そんなんじゃ、イエローさん、すぐとられちゃいますよ……」
「あはは、だったらどうしような………ルビー、こんなこと言うのもなんだけど」
冗談話をしていた、レッドの表情がいきなり、真面目になる
「なんですか?」
「イエローだけじゃなく、皆だけど、仲間がもし、危ないメに会ってて、その時、俺がいなかったら、代わりに全力で助けてほしいんだ!俺は、何処にでも飛べるスーパーマンじゃないからさ」
たはは、と笑いながら、ルビーに言う
だが、真摯さは、伝わってきた
「わかりました、僕でよければ」
そう、僕は、約束してたんだ、レッドさんと
ここで負けるわけには、いかない……
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