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「いや、でも、カンダイさんの言ってた、冷凍保存、もしかしたら、可能性があるかもしれない……」
ユウタは、吹雪で荒れる屋外へと飛び出し
あたりを掘りすすめる
しかし、一時間ほどほっても、何も出てこない
「やっぱ、そうだよなぁ~、こんな簡単なとこに隠すなんて、安っぽい、三文推理小説のすることだもんなぁ~」
ユウタは、掘りすすめる手を止めて、空を見上げる
「まぁだ、吹雪止まないや……………ん?ありゃなんだ?」
屋根の上の方、わずかに色のついたものが、見え隠れする
もちろん、屋根の色ではない、この小屋の屋根は、緑、見える色は、赤
布のような、ジャケットのような………
そう、もうわかるように
屋根に乗っていたのは、先ほどカンダイが、見つけた死体であった
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