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AM 1:38
ヤマブキシティ総合病院
「あぁ~あ、な~んで、思い出せないのかしら?あんなに怖かったのに……」
「ねぇさんもか」
前者は、ブルー
悔しいというより、哀しそうに言う
後者は、シルバー
姉のように慕う、ブルーに賛同するように言う
「そして、夜は、寝れなーい、本当になんでかしら…」
「さぁ………」
ブルーは、外の月を眺めて話す
シルバーは、病室の天井を見ながら答える
二人に共通することは、元マスクド・チルドレンだということ
二人の脱出劇は、だいぶ長い間研究したけど、なかなか、ってとこもある
こうして、二人生きているには、ブルーの図太さや、慎重さのおかげであるといえる
「とりあえず、敵と戦ってたのは、覚えてる!」
「あぁ………」
二人は、月の光を頼りに、ホーホーに手紙を預けた
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