†第五被害者―人形の舞―†

30/31
前へ
/328ページ
次へ
「もう、これ以上、好き勝手さすわけには、いかない…………」 真っ白な空間 白い燕尾服を着て 中央に立つのは、20代後半ほどの男性 その男性には、たくさんの敬意の眼差しが向けられる 「アルセウス様、このまま黙っていても、ジョウト組と張り合いが尽きません」 「せや、もっと、簡単な方法があったんと違いますか?」 「うるさいよ、君たち、作戦は、そのままだ、今は8人を信じるんだ」 「はい」 アルセウスと呼ばれた男性は、あちらこちらから、飛ぶ意見を一刀する アルセウスは、腕を組み考える 「これでは、なんの解決にもならぬな…しかし、一気に出ては、流石に怪しまれる、奴らを信じ、命あるまで待機せよ」 「「「は!!」」」 何人?何匹?いるのだろうか、たくさんの返事が反響して、何倍にも膨れ上がり消えた 「さて、新月まで、あと二週間か………、そろそろ図鑑所有者のもとへ行かねばならぬな」 新月まで、あと二週間。
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

310人が本棚に入れています
本棚に追加