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「や、話してください!僕は、皆のところに帰らなきゃ!」
「うるっさいな!ピーピーピーピー!!だまれ!」
イエローは、スワロの言葉にびくっと体が跳ね上がり、とたんに震えが起こる、イエローが連れて来られた場所は、王室
「イエロー、よく来たね、スワロ、ありがとう、お疲れさま、下がっていいよ」
「はい、失礼します」
去りぎわに舌打ちをしたが、それを聞くものは、この場には、いなかった
「あ~ぁ、こんなにボロボロに………スワロには、一回“物”の扱いを教えなくては」
「僕は、物じゃない!!!」
イエローは、王室の床に座り込んだまま、叫ぶ
「なにいってんだ、人形風情が、君たち人間のごとき、下等種は、物で十分だ」
「なぜだ!なぜ、君たちは、皆のポケモンを奪うんだ!!」
「そりゃ、計画があるからね、それには、君の力が必要なんだ」
「計画?僕が必要?」
「あぁ、ちなみに、プラチナもね…」
イエローは、血の気がひく感覚がした、今までかつてないほどの危機
「計画、実行は、新月の夜、いまから楽しみだぁ~」
無邪気に喜ぶ、王をただ、恐怖を感じて見ていた
王は、無邪気に喜んだだけなのに、それは、まるで、悪魔の微笑みのように
黒く
闇のように深く
不気味だった
新月まで、あと二週間。
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