†第五被害者―人形の舞―†

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「や、話してください!僕は、皆のところに帰らなきゃ!」 「うるっさいな!ピーピーピーピー!!だまれ!」 イエローは、スワロの言葉にびくっと体が跳ね上がり、とたんに震えが起こる、イエローが連れて来られた場所は、王室 「イエロー、よく来たね、スワロ、ありがとう、お疲れさま、下がっていいよ」 「はい、失礼します」 去りぎわに舌打ちをしたが、それを聞くものは、この場には、いなかった 「あ~ぁ、こんなにボロボロに………スワロには、一回“物”の扱いを教えなくては」 「僕は、物じゃない!!!」 イエローは、王室の床に座り込んだまま、叫ぶ 「なにいってんだ、人形風情が、君たち人間のごとき、下等種は、物で十分だ」 「なぜだ!なぜ、君たちは、皆のポケモンを奪うんだ!!」 「そりゃ、計画があるからね、それには、君の力が必要なんだ」 「計画?僕が必要?」 「あぁ、ちなみに、プラチナもね…」 イエローは、血の気がひく感覚がした、今までかつてないほどの危機 「計画、実行は、新月の夜、いまから楽しみだぁ~」 無邪気に喜ぶ、王をただ、恐怖を感じて見ていた 王は、無邪気に喜んだだけなのに、それは、まるで、悪魔の微笑みのように 黒く 闇のように深く 不気味だった 新月まで、あと二週間。
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