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「え?招待状?何、馬鹿げたこと言ってるんスか!!腕を吊ってる人間がどうやって踊るんスか!!」
場所は、ヤマブキ総合病院
604号室
グリーンは、ポケギアに向かって叫ぶ、ゴールドの話に耳を傾けていた
「え?あぁ、グリーン先輩が一緒ッス、あとは、知らねぇッス」
『もういい、腕を吊ってでも、行くのじゃ、グリーンにもそういっておいてくれ』
「はいはい」
ゴールドは、ポケギアを切ると、グリーンに向き直る
「っつぅ、わけっッス、どうするんすか?グリーン先輩」
「どうするも何も、腕を吊ってでも行けというなら、行くしかないだろ…」
「…………そっスね」
ゴールドは、自分の腕を吊す三角巾を首に巻き直し、腕についている点滴を外す
グリーンも点滴を外す
ポケモンが一匹もいない二人は、かなり慎重に出る必要があった
「ゴールド、いくまえに、ポケモンを一匹捕まえるぞ」
「わかったッス、手持ち無しじゃ、武器をもたずに戦場に突っ込むのと一緒ッスからね……」
グリーンとゴールドは、お互いに頷き、そーっと
604号室を後にした
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