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冗談だろ？もう一つの世界って……。
｢どうしよう。お母さん心配してるよね｣
弱々しい声で真由は言った。
｢それなら安心して。君たちの分身がいつも通り現実世界で生活してるから｣
｢ぶ、分身！？｣
驚いてばかりだ。
｢分身が普通に生活してるから他の人はこのゲームに参加していることに気づかないんだ。本人はこっちの世界にいるから｣
｢なるほど。あのこれってただのゲームですよね？｣
｢そう思って参加している人がほとんどだよね。でもそれは間違いだ。これは…ゲームなんかじゃない｣
へ？どういうこと？
｢この世界でもし死んでしまったら、現実世界でも死ぬんだ。だから一回でもゲームオーバーになったらあの世行きだ｣
このゲームでゲームオーバーになったら…あの世行き？
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