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「現実世界に戻る方法は!?どうやったら戻れる!?」
荒い声の俺に対して警察の通夫さんは小さな声で喋る。
「戻る方法は…わからない。少なくとも僕の知り合いにはクリアして現実世界に戻った人はいない…」
「マジかよ…。ゲームクリアすれば帰れるのか?現実世界に…」
まだ通夫さんは小さな声で喋る。
「そう言われてる。だけど僕はここに来て3年だが、未だにクリアしていない。だから今は警察としてこの世界で働いている」
さ、3年?そんなにこの世界で…。それより、働いている?
「まあこんなところにいても熱中症になって倒れちまうから、近くの街に向かおう。行く途中に色々教えてあげるよ」
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