14人が本棚に入れています
本棚に追加
電話できるんだ。ならちょっと安心かな?
「んじゃ龍也、一真に電話してみてよ!」
「いや、でも現実世界には電話できないんじゃないか?だってアイツ参加してないんだろ?」
「そっか。一真あの木造建築んとこいなかったから、参加してないってことだよね」
「そんなことはないよ」
通夫さんが口を挟む。
「あの電話やメールは色んな団体、例えばクラスとかに一斉に送られていて、電話は十回コールされるんだけど、電話に何コール目に出たかによって、スタートの場所が変わるんだ」
「そ、そうなんですか?」
俺は目を丸くした。
やっぱりクラスに電話やメールが送られていた。そして一真がこのゲームに参加しているかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!