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球体から【ローズ】を連れ出したエックスは、彼女を床に寝かせると、懐から銃を取り出し彼女に向ける。
「お前は、私のローズを殺した。
だが、今は殺さない。
すべての原因であるGに復讐するまで。お前は私の駒なのだよ。
人形め」
エックスは、ローズのこめかみに銃口を向けると、安全装置を外す。
「…G」
となりにいた部下が不安そうに声をあげる。
私はそれを手で制止しつつ、自ら扉を開く。
その音に気づいたエックスが、さっと銃を懐に隠すとこちらを見た。
「エックス、ここにいたのか」
私は彼に対して、わざとらしく心配そうな演技をした。
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