第九章

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********** 「それから、エックスはクローンのローズをこの研究所の惨殺事件の犯人だと告げた。 そして、オリジナルのローズが亡くなったことも」 Gはそこまで話すと、疲れたのか重いため息をはく。 「私はエックスに問うたのだよ。なぜ、そのクローンを助けたのかと。 彼は涙を流しながら私に訴えた。 ローズと同じ顔をした彼女に罪はない。助けてほしいと」 「だけど、本当の目的は、クローンローズを自分の駒につかうこと」 ガーネットの言葉に、Gはこくりと頷く。 「私は、その嘘にのってみた。 そしてクローンローズを連れ帰ったのだが…。 予想外の事態が起こったのだ」
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