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「…そうなるな。否定はしない」
「彼女は自分の存在を探して。苦しんで。
そんな彼女を利用したのはエックスもあんたも同じじゃないか」
怒気をはらんだガーネットの声。
飛びかからんとするガーネットをジェイがGとの間にはいり制止する。
「ガーネット」
「ジェイ!お前もだろ?知っててずっと騙してた!」
ガーネットの怒りの矛先がジェイに向けられる。
「…そうだな。確かにそうだ。
俺も同じ、
唯一の身内なのにな」
視線をそらしながら言ったジェイの言葉に、ガーネットが眉をひそめる。
「身内?」
「…そう。彼女はさ。俺の妹。小さい頃に生き別れた、さ」
ふっとジェイの瞳が潤んだようにガーネットには見えた。
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