1616人が本棚に入れています
本棚に追加
「それにさ。彼女は思い出してる。
チップがあっても過去の記憶を」
シスタースネークの事件のとき、出血をみて動揺した彼女。
『あの人の血が』
それは、かつてシスタースネークに瀕死の重症を負わされたエックスを思い出したから。
「それは彼女の意思の強さだよ。
機械に逆らえるほどのエックスへの強い想い。
その好きな人が道を外れたら、なにをしてでも正すだろうよ。
ローズならな」
「ローズ姫なら」
確かに。
ガーネットは心の中で思う。
任務のたびに、例え記憶をなくしていても彼女は立派にこなしていた。
「昔から責任感の強い娘じゃったからの。ローズは」
ジェイの言葉にGが付け加えた。
最初のコメントを投稿しよう!