†序章† 始まりは唐突に

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「……ん?」 窓から入ってくる明かりで、俺は目を覚ました。 カーテンを引いていても夏の日差しは厳しい。 俺は眩しさに目を細めた。 軽く伸びをして起き上がり、壁時計で時間を確認した。 (……もう昼か) 寝たのが遅かったせいか、頭がスッキリしない。 (……何か、夢を見てた気がするけど) 目が覚めたと同時に忘れてしまった。 大事なことだった気がするのに、夢の片鱗も思い出せない。 モヤモヤした気分のまま、俺はパソコンの電源を入れた。
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