†序章† 始まりは唐突に

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俺は決意を固めて続きを読んだ。 『最近、ある組織が必死で探している宝がある。宝は全部で七つ。 その一つである『深紅のペンダント』を既に所持しているという情報が入った。 それを奴らから取り戻して欲しい』 「ペンダント……?」 どんな形の物かはわからないが、要はそれを盗み出せばいいということだよな? 「……ん?」 よく見ると親切にもペンダントの画像が添付してある。 (流石にあの人は抜かりないな) 俺はそれを保存して、いつも持ち歩いているモバイルに転送した。 潜伏場所や組織の情報がいくつか書いてあったので、さらに詳しい情報を得るために俺はパソコンで下調べを始めた。 この『宝探し』がこれからの俺の人生を大きく変えることになるとは知らずに――。
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