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入った部屋は思ったよりも広くて右と左にベッドが置かれていて、真ん中にはトイレがある。
左側のベッドにはもう人がいるから、ボクのベッドは右側かな?
詳しい話が聞きたくて看守の人を呼ぼうと後ろを向いたけど、もうそこには誰もいなくて緑の扉が閉まっていた。
仕方なく空いてるベッドに荷物を置いて座ってみる。
向こう側にいる人はベッドに寝転びなにやら熱心に雑誌を読んでる。
挨拶したいけど顔も見えないや。
『あのー…』
『そのー、はじめまして…』
『ボク、プーチンって言います…』
『これからおせわになります…』
何を言ってもこっちを見てくれず、雑誌でかくれて顔も見えない…
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