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昼過ぎに出たせいか、テントを張り、話をしながらゆっくりと、炊事の準備が終わる頃には日が暮れかけていた。
辺りを賑わせていた家族連れはもう全く見当たらない。
暗くならないうちに片付けや寝具の準備など、やれるコトを全部しなければならない。
急いで飯を胃袋に流し込み、バタバタと作業を終わらせたら辺りはすっかり暗くなってしまっていた。
雨は降らないだろうがあいにくの曇り空。これじゃ星空も見ることができない。
晴れと言っていた天気予報に悪態をつきながら2人でテントへと引っ込んだ。
大人2人が寝るスペースしかない狭いテント。懐中電灯の灯りを頼りに、バカ話をつまみにして酒をあおる。
ホロ酔いのいい気分になってきた頃には夜もかなり更けていた。
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