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「え?」
私とゆっこの声が重なり
二人同時に声がした方へと顔を向けた。
「あ…」
「え?」
「何、わかんない?三嶋だよ、三嶋陽!」
「え?陽って、あの陽君?!久しぶりじゃん!」
「そうそう、あの陽君だよ。思い出してくれた?」
「チャラ…変わったねー。」
「ゆっこチャン。今チャラいって言おうとしたでしょ?完全に。」
「そ、そそんな事ないよ。何言ってんの。」
目の前にいたのは小学生の時同じクラスだった三嶋君だった。
いきなりで、しかも可愛らしかった男の子がこんなにも成長した事に驚いて
何も話せない私とは対照的にゆっこは三嶋君と楽しそうに話している。
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