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北海道から帝都へと、母方の祖父母の家に引っ越して来た。
同じクラスの北守 晶とは、お互い出身が北海道と共通のおかげか、すぐに打ち解けて仲良くなる。
「です」や「ます」を始め、彼女は知りうる限り、出来る限りの丁寧語や尊敬語を使う。
仲の良い北守に対しても同じく、彼女を呼ぶ時には名前に「ちゃん」付けで呼ぶのだが、会話内容はそれ。
和真は堅苦しく思っており、ダチだからこそ砕けて話して欲せば良いと思っている。
それはせめて北守が相手にはと、同性の友人だからと言う考えがあってのこと。
だが頑なにかそのしゃべり方を貫くには理由があるのか否か。
ちなみに家族相手にすら、その癖は時折垣間見える。
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