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「冬夜ぁあああああああ!!」
天をも裂くかの如く、ものすごい大声が俺の鼓膜を刺激した。
「は!はははい!?…げ!ゴリ先生……!」
「新学期早々、俺の授業で寝るたぁ、いい度胸してるじゃーねぇぇぇか?」
時計を見ると、今は丁度…四限目が始まった辺りだった。
……あれ、三限目の終わり辺りからの記憶が…無い……。
…そうだ、ちょっと机に伏せてたら寝ちまったんだ。…てへ☆
「そうかそうか、そこまでして俺に掘られたいか…。ならば望み通りにしてくれる!!」
「ぎゃああああああ!!」
「ってのは冗談だ。廊下に立ってろ」
「ふぅ…、…って、今どき廊下ですか!?」
「ふ、昭和生まれ舐めんなよ、ほら、早く行け」
「へい…」
またも爆笑の嵐。佐賀曰く、ゴリ先生のホモネタと俺の失態が見事にマッチしているらしい……これは、かなりの不名誉?
…そうだ、佐賀!お前が起こしてくれりゃよかったのに…!
佐賀の席を見ると、奴は爆笑の嵐に紛れて、他のみんなと一緒に笑っていた。
…ふっ、さすがは悪友…か。
俺はゆっくり廊下へ出た。
。
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