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すると、ローズがブレインの方へ向き直った。首傾げるブレインにローズは聞いてきた。
「…ブレイン。貴方昔からいつもその指輪身につけてたわよね?」
「…ぇ、あぁ」
ぎこちなく笑うブレインは、右手薬指に嵌める指輪に目を向けた。
「誰から?」
ローズは詰め寄った。と、横からバドリィまで詰め寄ってきた。
「ぇ、お、あっ…」
言葉が詰まるブレイン。
「昔は指輪が大きすぎて、ペンダントにしてたよなブレイン。指輪がぴったり入るまで大きく育って、お父さん嬉しいぞ」
バドリィは笑いを噛み締めながら、ブレインに言うが既に口が笑っている。
「ばっ!誰がお父さんだ!?こんながたいの良い親父は要らん!」
余りの事にブレインは叫んだ。余りの驚きようにバドリィは、腹の底から笑い出した。クスクスとローズも笑い出す。
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