BODILY-家族-

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 雨が止んだのは、二日後の事だった。  夜になるともう真っ暗。動くことは出来るがどこに何があるのかさえ分からなくなる。  やっと家屋に日の光が入り、ローエル達はやっと笑い合うことが出来る。  やっとちゃんとしたご飯にありつけた七人はお腹いっぱいになるまで食べた。  しかし、そのせいで食べ物が尽きてしまった。 「…取りにいかないとな」  今日は大人数での計画。  まず、タノとエスタニアが店の目を引く。その間に残りの皆が食糧を調達。  ばれる時は決まって、物音を立ててしまう時だ。  実行が始まる。  今日も大成功だった。  しかし、家屋に戻ると、居る筈のタノとエスタニアが居ない。いや戻ってきていないらしい。 「皆、手分けして探すぞ!?」  五人は家屋から飛び出し、駆け出した。  先ほどの市場に行ったり、近くの場所を探したり、スラム街を探したり、タミヤ達の方まで行ってみた。  だが、二人は見つからない。  ローエルは歯を噛み締めた。 「おい!ローエル兄!二人が居た!」  タツが走ってきた。しかしその顔は恐怖で引き攣っていた。 「?」  ローエルは怪訝な顔で彼を見つめた。
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