とある、三人の怪盗。

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1  此処は、某アジト。  その中に優秀な三人の怪盗が居る。  彼らは、一人の、三人を手伝う執事じいやと何人もの部下と共に、怪盗を目指している。  日々競い合い、時には手を組み、色んな悪党から盗みを働いている。良い怪盗と言うべきだろうか。  今日は、三人が久々の休暇だった。人工芝のアジトの屋上に円を作って空を見上げながら寝そべる三人。言っておくが、三人は昔からの幼なじみだというのは、部下達には内緒である。  と、眼鏡の男が口を開いた。 「そういえば、懐かしいな。こうして、三人がまた集まった時」 「そうね」 「だなぁ」  三人は空を眺めて、静かに目を閉じた。  三人は、思い出す。それは   新米一歩手前からの          三人の過去の話だ。    
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