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その場所に着いた8人は、ちょうどいい場所がないか探す。
探している間、ここでは食糧調達が難しそうだ、とローエルは感じた。
ふと、足を止めた。手を繋いでいたタトが不思議そうに彼の顔を見る。
テレビに映ったまたあの少女だった。
寂しい歌を歌っている。新曲だろうか。
「ほら、ローエル行くぞ」
タミヤが呼ぶ。
二人は慌てて、先に進む彼らを追った。
やっといい隠れ家を見つけたローエル達の新しい生活が始まる。
「さて、食糧はどうしようか…」
皆は考える。
市場まで程遠く、盗めやすそうな果物屋は、建物の中でなかなか盗めそうにない。
かといって、スーパーでは益々、難しいであろう。
「…タミヤさんに相談かしら?」
タキが言った。
皆は頷いた。
ローエル、タキ、エリオ、エスタニア、タトは彼の拠点へと向かった。
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