BODILY-出逢い-

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67  街へと来た。  彼女達は貧民ではないだろうから、こっち側に居るだろう。  あちこち歩いていれば、いつも調達に入る店の亭主と目が合った。だが、気付いていない。  ローエルは無視して、また散策を始める。  月達はなかなか見つからない。なら、ホテルとかに泊まっているのだろう。  ホテル街へと足を向ける。  しばらく探したが、見つからない。 うぅ~ん  唸る。  と、後ろから誰かが肩を叩いた。ハッと振り返ると 「じ…じじい」  タミヤが居た。  不思議そうな顔をしている。 「ローエル、どうしてこんな所に…?」 「あ、いや、人を探してて」  こちらに向き返る。 「そっちこそ、何をしてるんだよ?」 「いや仕事をしてるんだよ」  そう言ったが、違和感を感じた。 「…ここ、スラム街じゃねえよ?」 「いやいやいいんだよ」  ローエルは眉を顰める。
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