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中に入ると、女の子の部屋だろうか。ピンク系が目に入る。
タミヤは気にせず、中を漁る。
その間、ローエルは中を見て回った。
ふと、丸テーブルに置かれたあるものに気付いた。
数枚の楽譜。
もしや、これが月の言っていた楽譜かもしれない。しかし、ここにあるのはおかしい。
楽譜をちゃんと本人のか確認する。
「!」
楽譜の終わりには、Lunaと綴りで書かれたサインが書かれていた。
月のと確信するローエルは、綺麗に丸めて、懐にしまった。
と、タミヤも終わったようでこちらへきた。
「さ、急いでここを出ようか」
ローエルは頷き、誰にもばれずにホテル街を後にした。
何故、あんな所に行ったのが気になったローエルは、そのままくっ付いてタミヤの拠点にやってきた。
「どういうことだよじじい!もしばれたら!」
「まあ大丈夫だよぉ。それに盗んだ訳じゃない。取り返しにきたんだよ」
「?」
ローエルは座布団の上に座って、気分を落ち着かせた。
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