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月の家は何処だろうか。
そういえば地図貰ったな…。
ずっと持っていた地図を開いた。
もう少し先行った場所のようだ。
着いた。
普通に一軒家だ。別に変わった所はない。
インターホンを押す。
しばらくして、11歳になった月が出てきた。
あれ?仕事のはずじゃ…。
「いらっしゃい。待ってた」
笑顔で彼を迎え入れた。
いつもと変わらないゴスロリだった。
海は居ない。
「また入院しただけよ。心配ないわ」
お茶が出される。
向かい席に座る月。
ふと、彼女の胸元に目が行った。左胸には、月(ツキ)の刺青が入っていた。別れる前にはこんなのなかった筈だ。
「お話があるの」
「?」
11歳にしてはなんて、大人びたオーラを感じた。
これが芸能人なのだろうか。
「私、貴方に何かを感じる。ぜひ、私達の仲間になってほしいの」
「?」
「銃さばきっていうのもおかしいけど、最高だわ」
ローエルは、月を見つめる。
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