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「分かった。でも俺に何が出来るんだ?」
月は笑った。
「ありがとう。まあ私達を手伝ってくれるだけでまだ構わない。徐々に慣れてって」
その後、ローエルは彼女の家を出た。
アジトに戻る。
皆は居ない。調達から帰って来ていないのだろうか。心配なる。
辺りを散策したが、居ない。
もしや、また何かに巻きこまれているのかもしれない。
「!!」
アジトを飛び出した。
と、足を止めた。
「兄さん探したよ!!」
皆が前から歩いてくる。
ローエルは安心した。
「ゴメン。散歩してた」
苦笑いを浮かべた。
そうだ。
俺には、家族が居るんだ。
護らなきゃいけねぇ
家族が…。
ローエルは、兄弟達を抱き締めた。
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