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そんないつ割れてもおかしくないような氷の上に、俺はずっと立ち続けている。
生きる意味を探しながら。
「ただいま!俺たちの故郷!」
「ホント、懐かしい」
俺たちは日本へと帰ってきた。
『帰ってきた』と言うのは、ここ日本こそが俺たちの生まれた故郷だからだ。
ただ漠然と、この日本こそが俺たちの故郷。
俺たち三人とも、日本のどこで生まれたのかを知らない。
だから、帰ってきたと言っても誰も俺たちを迎えてくれる人はいないのだ。
「三年ぶり…か…」
空港の外、酷く懐かしい空気を肺いっぱいに吸い込んで、青く澄んだ空へと吐き出した。
三年前、俺たちは海外へと旅立った。
いや、ボスの命令で海外へと飛ばされたんだ。
ボス…、俺たちの父親のような存在。
あの人がいなかったらきっと俺たちはこうして生きてはいないだろう。
「ちょっと東京で遊んでいこうぜ」
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