10人が本棚に入れています
本棚に追加
―ただ今午後12時32分
あの人から連絡は...
ない。
まぁ1日2日は連絡が来なくたっておかしくないだろう、きっとあの人も忙しいんだろうな。
ホントはものすごく落ち込んでる俺。
でもそんなんで悩んでるわけにはいかない、と思い自分で自分を励ましていた。
ふと、目を閉じて思った。
どうして唯菜先輩の事を好きになったのだろう、と。
どうして付き合おうと思ったのかと。
唯菜先輩は噂だとカッコいいと思った人にソッコーで告るぐらい軽い人だと聞いていた。
現に最初の頃は俺なんか眼中になかっただろう。
唯菜先輩と付き合う前は友達に何度もやめとけ、と言われていた。
それでも俺はあの人を選んだんだ。
多分これが最後の恋だから。
何があろうと俺の責任だ、そう心に誓った。
俺はあの人が好きなんだ。
わがままで自分勝手で他人任せなとこもあるし、正直ムカつく時もあるけど。
あの人が俺を想ってくれるなら―
最初のコメントを投稿しよう!