第十三章 ハッピークリスマス!!

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紅葉さんにキスされた後、 俺はキッチンで息を整えていた。 「はぁ…はぁ…はぁ… まさか…紅葉さんも俺の事が好きだったなんて…」 俺はさっきのキスの感覚を思い出す。 『あなたは…私の事好き?』 「(俺は…誰の事が好きなんだろう… 俺は……)」 「富士宮…だっけ。 ここにいたのか。」 俺が考えていると、 聖也さんがいつの間にかそこにいた。 「あ…聖也さん。 何でここに?」 「なかなかあんたが部屋に帰って来ないから、 少し様子を見にきただけだよ。」 「心配してくれてありがとうございます。 すぐ部屋に戻りますから。」 俺は水を慌てて飲み、 部屋に戻ろうとした。 「そういやお前、 桜花の生徒だったよな?」 「え? まぁそうですけど…」 「そうか。 近々、 俺の弟が桜花に転校して来ると思うから、 そん時はよろしくやってくれよな。」 「(弟さん…の友人になれって事かな?) …任せて下さい。」 俺はそう聖也さんに行って部屋に戻った。 その後、 俺達は紅葉邸でクリスマスパーティーをひたすら楽しみ、 俺達男性陣は早めに就寝した。    
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