第十三章 ハッピークリスマス!!

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紅葉の家を飛び出した後、 あたしはなんとか学校に忍び込む事に成功した。 「(…やれやれ、 校内に先公が居なくて良かった……)」 あたしは暗い校内を走り回り、 生徒会室の前にたどり着いた。 しかし、 何故か生徒会室の明かりはついていて、 中には人影らしき物があった。 「(あれ? 誰も居ない筈なのにな…… ま、まさか…幽霊…な訳ないよな…)」 「……おい。 そこに誰かいるのか?」 あたしが考えていた次の瞬間、 中にいた人が生徒会室から出てきた。 「あ、葵!?」 「なんだ…柚貴だったのか。 先公かと思っちまったぜ。」 生徒会室から出て来たのは、 しばらく学校を休んでいた友人、 中條葵だった。    
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